残雪の残る小川の片隅に蕗の薹が出てきました。このあたりでは”ほっちょり”と言って春の訪れを告げる代表的な野草です。
全く関連がありませんが、この時期に確定申告があります。今年は社会を騒がせトップが辞任するという歴史に残る由々しい事態に至り、どこまで波及するのか全く見当がつきませんが、それはそれとして一個人事業主としては淡々と申告しないといけません。
というわけで今回は1年を通じて営業した結果に対する初めての申告でした。結果はまっか!
簡単に内容を報告します。
売上げを100とすると、仕入れ20、荷造り運送費13、光熱費17、通信5、消耗品37、減価償却39
収入100に対し支出が131ですから31の赤字、減価償却39は支払い済の設備を10年で償却するための固定費で実際にお金が出るわけではないので39-31=8 のプラスとなりますが、これでは生きていけません!
1)まず減価償却費の割合が高すぎます。過剰投資という見方もできますがそもそも設備に見合った生産がされていない、もっと作って売上げをあげろということになります。シュトレンで売上げが伸びる12月は売上高減価償却費率は10です。年間通してこれを実現することはできないので目標値としては20 - 30、そのためには売上げを1.5倍 - 2倍に増やさないと!
2)消耗品の割合が高すぎますがこの中に仕入れに区分するものが含まれていると思われます。その上で売上原価率を把握しないといけません
3)送料としてお客様から頂いている金額と運送費として出ている金額差が適正なのか分析する必要があります。現在送料は一律540円、5000円以上は無料としていますが、箱のサイズが大きくなったり、ゆうパックを使ったり、ヤマトまで運ぶ燃料代などを考慮した送料に変えないといけません
4)水道光熱費は7%以下というのが一般的だそうですがオーブンに入れるパンの数を考えると効率の悪さを感じています。予約注文生産という形では致し方ないか?
売上げを伸ばすにはどうするか?具体策を考えてまた報告します。