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執筆者の写真Shinji Hirose

きょうパンを食べましたか?


中性脂肪の値がいつもより高かったAさんが担当医に聞かれた質問です。“パンを食べると中性脂肪が高くなる” これはどういうメカニズムなんでしょう?

1. 食後の血糖値上昇

食事を取ると食べ物のなかの糖分は腸でブドウ糖に分解され肝臓に送られ血液中に取り込まれます。すなわち血糖値が上昇します。ブドウ糖が増えると膵臓からインシュリンが分泌され、ブドウ糖を全身の細胞へ取り込む働きをし、その結果血糖値は下がります。

このプロセスの中で食べ物の中には血糖値を急激に上昇させてしまう物があります。増加したブドウ糖に対応しインシュリンが大量に分泌されますが細胞に取り込まれず余ったブドウ糖は中性脂肪として肝臓に取り込まれます。

2.血糖値を上昇させるパン

パンを食べると炭水化物がブドウ糖に分解され急激に血糖値が上昇し、インシュリンが大量に分泌され中性脂肪が増加する!

これは精製された粉(強力粉など)や砂糖が多く含まれたパン、例えば“食パン”などがあてはまります。「甘くて柔らかいパン」が日本で支持されるパンですがこれらは全て高GI食品、すなわち血糖値を急激に上昇させる食品です。

3.低GIのパン

食物繊維やビタミン、ミネラルを含んだ表皮や胚芽も含めて粉にする全粒粉を使ったパンは低GI食品と言われ食後の血糖値上昇を抑えられます。

公開されている値では食パンGI値90、小麦全粒パン50、ライ麦パン58

55以下を低GI食品と言うそうです。(ライ麦パンの値の出所は調査要ですね!)

4.パン工房Hiroseのパン


小麦、ライ麦、スペルト小麦の全粒パンは安心して食べられる低GI或いは中GI食品です。素製糖、はちみつ、強力粉を使ったパンはもちろんありますが、食パンに相当するGI値のパンはありません。ぜひ安心安全のHirose のパンを!


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