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  • 執筆者の写真Shinji Hirose

2018 シュトレンを振り返って


12月に入って休み無しで早朝から夜まで働いた期間を振り返ります。昨年も振り返ってますが今年はデータを分析して来年の策を考えます。


1.作った数

今年はシュトレンを641本作りました。内訳を右に示します。約75%は250g、1000円のシュトレン小でした。使用材料などから見ると安すぎる価格ですが、他にはない、買いやすい等の理由が考えられ今後もこの価格を維持する場合には何らかの策が必要です。

2.週別の忙しさ


グラフが小さすぎて見づらいですが11月第1週から12月第4週までの製造数を示しています。

今年から作りだめの方法として“2次発酵後に冷凍保存”をやってみました。翌日必要な分を解凍し焼くという作業を日々の出荷後に行います。11月初めから12月1週までは作りだめができますが12月第2週、第3週はオーダー数が作りだめの限度を超えています。作りだめは1回で80個までが限界です。例えば12月第3週はシュトレンだけの製造に限定して毎日作るという対応にする必要がありそうです。

3.シュトレンの材料


今年のシュトレンの材料は昨年と変わっていません。北海道産の強力粉(春よ恋)と全粒粉(春よ恋の粒を自家製粉)を1対1、バターはよつ葉、サワークリームは中沢、はちみつは純粋はちみつ、オーガニックのクルミとアーモンドは粒から手作業で砕き、オーガニックのレーズン、オレンジピール、レモンピールはラム酒に浸けたものを使います。今年は昨年同様バターは粉に対して30%、ナッツとドライフルーツは粉に対し60%というドイツ基準を満たしたものですが、次回はドレスデン基準のシュトレンも検討しようと考えています。

4.お客様について


お客様を分析するとドイツパン工房Hiroseは関東の知人に支えられていることが明らかになります。地元で新しいお客様を開拓する試みに力を注がないといけません


5.販売形態について


店舗を持たないため宅配便が主になりますが対面販売が意外と多く見えるのは、5人以上のお客様を集めて配っていただいている所には送料を無料にしておりこれも対面販売としているからです。

出店は12月に2回行っており合計80本販売していますがこれはもう少し増やす余地はあるでしょう。

もう一つ大事な点として贈答用にシュトレンが使われる可能性を秘めていることです。常温で1ヶ月日持ちがするからであり、今年は47本約7%がお歳暮などの贈答用に使われました。ここをさらに強化するための策を考えなければいけません。

6.来年に向けて

6-1 シュトレン発祥の地ドレスデンで決められているドレスドナーシュトレンの配合(バターを粉に対し50%、サルタナレーズンを65%など細かく配合割合が定められている)を満足するシュトレンを始める。今年のシュトレンと並行するかドレスドナーだけにするか検討要

同時に価格を見直す。

使用している材料のこだわりをアピールする。(自家製粉、オーガニックナッツ、オーガニックドライフルーツ等)

6-2 12月第3週についてはシュトレンのオーダーだけに限定させていただく。第3週以外はパンも通常通り対応いたします

6-3 地元での認知度向上策

関東の知人の皆さんを大事にしながら新たなお客様を取り込む。そのために出店は欠かせなく毎月第3日曜日のサンビルマーケットの他にも定期的なマーケットへの出店を模索していきます

6-4 贈答用としてお使いいただくのに堪えられる梱包を準備し宣伝を欠かさない。


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