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  • 執筆者の写真Shinji Hirose

2020年の振り返り

2020年はコロナ禍の中飲食は大きな打撃を受けそこに働く多くの非正規の方々の雇止めが社会問題になっています。一方、eコマースは飛躍的に成長し、店舗を持たずネットショッピングを主な業態としているドイツパン工房Hiroseもその恩恵を受け売上高を大きく伸ばしました。しかしながら10月以降ネットショップは閉店が続いています!いったいどうしたことでしょう。その説明をする前に月ごとの結果を見ながら振り返ります。


1.コロナ禍とテレビ出演

2019年1月の売上げを100としたときの2019年の月ごとの売上げを青で、2020年の売上げをオレンジで示します。2019年のグラフが示すように例年1月から10月まではほぼ同じ売上げで11月12月はシュトレンによって大きく伸びる傾向を示します。


これに対しオレンジで示す2020年のグラフは全体に2019年に対し大きく増加しておりさらに細かく見ると3-5月の緊急事態宣言下で際立って伸ばしていること、また10月に急増加しそのまま11‐12月の高水準状態に繋がっています。3-5月の伸びはまさにコロナ禍に於けるeコマースの成長を示すものであり今後も続くと見られます。


2.テレビ放送の反響

9月28日に名古屋テレビでドイツパン工房Hiroseが紹介されました。

放送終了後電話対応をしばらくしてメールを確認すると、スクロールを何度してもネットショップのオーダーが続き恐怖感さえ持ちました。台帳に転記し計画を立て一日当たりこれまでにない数量を6日間作り続け月曜日に週間計画を立て、、、毎月の定期のお客様も入れながら、、、しかし1ヶ月程経つと”お金を払ったのに商品が来ない”というクレームが出始め、優先順を入れ替え、そうこうしていると11月に入りシュトレンの季節を迎え、出店も重なり、結局9月28日のオーダーは11月末まで引きずりましたが、これによって定期の方を始め多くの方にご迷惑をお掛け致しました。


3.2021年に向けて

今回の大量オーダーの対応を通して多くのことを学びましたが、薄利のパン屋という事業で着実に利益を確保し、それをワークライフバランスを保ちながら実現するという難題に取り組まなければなりません。定時間の中でお客様のニーズに合ったパンを一定数作ること、その戦略が必要です。学んだことを列挙すると


・パンの種類は可能な限り絞り込む:種類は少なく量は多くした方が効率的、3カ月ごとに大幅に種類の入れ替えを実施

・小型パンの冷凍化の促進:一部の小型パンは焼きたてを冷凍しオーダーに合わせて使用してるがその方法を小型パン全てに適用する。

・ワークライフバランスの確保


具体的な戦略は年初に示します。



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